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関西大学 社会安全学部・災害心理学研究室 元吉忠寛教授 が調査 新しい生活様式に対する実態が明らかに

 このたび関西大学社会安全学部の災害心理学研究室(元吉忠寛教授)は、緊急事態宣言が全国で解除された直後の5月26日から27日に、新しい生活様式に対する行動実態や意識をたずねるインターネット調査を行いました。その結果、「3密を避ける」、「咳エチケット」、「症状がなくてもマスクの着用」などは多くの人が実行している一方で、「家に帰ったときに顔を洗う」、「会話をするとき真正面を避ける」などはあまり実行していないという実態が明らかになりました。

 

【本件のポイント】

・3密を避けている人は83.3%、咳エチケットを徹底している人は80.4%、マスクをしている人は77.2%

・30秒の手洗いは59.8%、正面を避けて会話している人は40.8%、家に帰ったとき顔を洗う人は25.1%

・男性は女性に比べて新しい生活様式を実行している人の割合が低い傾向が顕著に見られた

 

 本調査は、インターネット調査会社に登録しているモニターのうち、東京都、大阪府、岩手県に在住の成人1,200人(各都府県400人、男女200人ずつ)を対象として実施しました。調査方法は、厚生労働省が公表している新しい生活様式の中から11項目について、それぞれの実行度を5段階(「1.まったくあてはまらない」から「5.とてもあてはまる」)でたずねました。

 

 「3密(密集、密接、密閉)を避けるようにしている」について、「4.ややあてはまる」「5.とてもあてはまる」と回答した人は合わせて83.3%(999人)、「咳エチケットを徹底している」については80.4%(965人)、「外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクをしている」については77.2%(926人)となっており、比較的多くの人が実行していることがわかりました。

 

 その一方で、「手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗っている」について、「4.ややあてはまる」「5.とてもあてはまる」と回答した人は合わせて59.8%(717人)、「会話をするときは、可能な限り真正面を避けている」については40.8%(490人)、「家に帰ったときに顔を洗っている」については25.1%(301人)にとどまりました。具体的な新しい生活様式が例示されていますが、行動の種類によって実行している人の割合が異なることが明らかになりました。

 

 また、新しい生活様式の実行度については、顕著な男女差があることもわかりました。11項目のうち9項目において、女性の方が男性よりも実行している人の割合が高く、女性の方が新しい生活様式を意識した行動をしていることが明らかになりました。元吉教授は「新しい生活様式を意識しない行動は、再び新型コロナウイルスの感染拡大の可能性を高くする恐れがある。以前の生活に戻るのではなく、感染症リスクとつき合う新しい生活様式が必要であるということを特に男性はもっと強く認識する必要がある」と指摘しています。

 

 さらに、東京都、大阪府、岩手県の比較をすると、新しい生活様式を実行している人の割合は、東京都が最も高く、大阪府は東京都と比べると少し低くなっていました。新型コロナウイルスの感染者が確認されていない岩手県では、東京都や大阪府と比べるとやや低かったですが、岩手県の人々にも新しい生活様式を実行している人は多いことがわかりました。

 

 

▼本件の詳細▼

関西大学プレスリリース

http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2020/No12.pdf

 

 

 

▼メディア関連の方▼

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【本件に関するお問い合わせ先】

関西大学社会安全学部 教授 元吉 忠寛(もとよし ただひろ)

E-mail:motoyosi@kansai-u.ac.jp   TEL:072-684-4160