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インターシステムズ、Amazon HealthLakeサービス開始に伴い、HealthShareメッセージ変換サービスを発表

クラウドベースのオンデマンドサービスで、
既存の医療データをHL7(R) FHIR(R)規格に準拠した形で変換

マサチューセッツ州ケンブリッジ – 創造的なデータテクノロジーを提供し、顧客が最も重要なスケーラビリティ、相互運用性、およびスピードの問題を解決することに専念しているインターシステムズは、2021年7月27日、InterSystems HealthShare Message Transformation Service(メッセージ変換サービス)の提供を発表しました。Amazon HealthLakeに提供するために開発されたこのオンデマンドサービスにより、医療機関、保険機関、製薬会社は、既存のデータフォーマットをFHIR規格に変換してAmazon HealthLakeに投入し、データから最大限の価値を引き出すことができます。

Amazon HealthLakeは、医療・健康データを大規模に保存、変換、照会、分析するために設計された、HIPAA(注1)準拠のサービスです。HealthLakeのAPIを使用することで、組織は、既存の医療・健康データを、HL7(R) FHIR(R)の標準形式で、クラウド上の安全なデータレイクに簡単に保存することができます。しかし、多くの医療システム、検査施設、薬局では、データのほとんどが、FHIRではないHL7 V2などの既存のフォーマットで保存されており、相互運用性やデータから最大限の価値を引き出すことができていません。

AWSは、Amazon HealthLakeの提供開始に合わせて、補完的な製品を開発・導入するために、インターシステムズをAmazon HealthLakeコネクタ・パートナーの1社として選定しました。InterSystems HealthShare製品群の一部であるInterSystems HealthShare Message Transformation Serviceソリューションにより、ユーザはAmazon HealthLakeのサービスを十分に活用して、個人や集団の健康レベルでの病気の進行などの傾向を長期的に調査したり、早期介入の機会を見つけたり、個別化医療を提供するなど、データから意味のある洞察を得ることができます。

インターシステムズのヘルスケア・ソリューション部門の責任者であるドン・ウッドロックは、以下のように述べています。

「インターシステムズは、AWSのアドバンスト・テクノロジー・パートナーであり、また、AWS ヘルスケア ISVコンピテンシー認定(AWS Healthcare ISV Competency Designation)を得たことで、相互運用性とヘルスケア分野の顧客の成功におけるリーダーとしての地位を確立し続けています。当社は、データを最大限に活用しようとしている医療機関のために、相互運用性を奨励し実現するこうした機会を歓迎します。」

腫瘍学における個別化医療と併用療法に注力している、米国サンディエゴに拠点を置くデジタルヘルス企業であるCureMatch(TM), Inc.のプロフェッショナルサービス担当副社長であるPhilippe Faurie氏は、以下のように述べています。

「InterSystems HealthShareメッセージ変換サービスとAmazon HealthLakeを利用することで、EHRから分子プロファイルデータにアクセスしてFHIRに変換し、高度な分析とアルゴリズムを実行して、個別化されたがん治療の選択肢を提供して、腫瘍医の臨床的意思決定を支援します。」

インターシステムズ初の公式SaaS (Software-as-a-Service)サービスであるHealthShare Message Transformation Serviceは、医療データの変換をより簡単かつ安全に行えるようにすることで、相互運用性を促進します。このサービスは、自動化された単一のインターフェイスで提供されるため、管理、利用、拡張が容易です。

AWSの機械学習部門のディレクターであるTaha Kass-Hout博士は次のように述べています。

「ヘルスケア組織やライフサイエンス企業は、データの関係性を明らかにし、トレンドを発見し、正確な予測を行うことで、より良いヘルスケアでのアウトカムを実現するために、医療・健康データをより効果的に利用したいと考えるようになっています。しかし、このような作業にかかるコストや運用の複雑さは、多くの組織にとって負担となっています。インターシステムズがAmazon HealthLakeコネクタ・パートナーになったことで、FHIR形式のデータをまだ有していない顧客は、InterSystems HealthShare Message Transformation Serviceなどのサービスを活用して、レガシーな臨床データ(HL7、CSV、CCAなど)を翻訳し、標準化されたFHIRレコードとしてAmazon HealthLakeに移行させることができます。Amazon HealthLakeは、お客様が高度な分析を容易に適用することを可能にし、研究者や実務家が協力して画期的な治療法を加速し、健康トレンドを発見し、患者さんにより良い体験とケアを提供することを可能にします。」

InterSystems HealthShare Message Transformation Serviceは、消費ベースのモデルで提供されており、あらゆる規模や専門性を持つ組織がサービスを利用し、ニーズの変化に応じて利用を拡大することができます。今回の協業は、インターシステムズ社とAWSの関係を深めるものであり、InterSystems IRISデータプラットフォームをAWS Quick Start(注2)で利用できるようになったことも含みます。また、インターシステムズは、AWSの「AWS for Health」イニシアチブでもAWSと協力しており、医療機関の医療ITイニシアチブの加速と相互運用性の簡素化を支援しています。

※InterSystems HealthShare Message Transformation Serviceは、米国内のみのサービスです。

(注1)

Health Insurance Portability and Accountability Act:1996年に米国で制定された医療保険の携行性と責任に関する法律

(注2)

InterSystems IRIS データプラットフォーム AWS Quick Start については、こちらをご覧ください。

https://www.intersystems.com/jp/news-events/news/news-item/intersystems-announces-availability-of-intersystems-iris-on-aws-quick-start/

【インターシステムズ社について】

1978年に設立されたインターシステムズは、医療、金融、物流などの分野で重要な情報を必要とする組織に、革新的なデータソリューションを提供しています。インターシステムズのクラウドファーストのデータプラットフォームは、世界中の組織が抱える相互運用性、スピード、拡張性の問題を解決します。また、インターシステムズは、世界で最も実績のある電子カルテを提供して、病院でのデータ管理を支援し、ヘルスケアデータ統合ソリューションの強力なスイート製品を提供して、医療システムや政府の統一ケアレコードの開発・サポートを行っています。インターシステムズは、80カ国以上の顧客やパートナーに対して、定評ある24時間365日のサポート、卓越したサービスを提供しています。インターシステムズ社は、マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置く株式非公開企業で、世界各地に25のオフィスを有しています。詳細については、こちらをご覧ください。 http://InterSystems.com/jp